インターネット上から大量のファイルをダウンロードしたいとき、手作業で一つひとつ保存するのは大変ですよね。特に画像やPDFなど、同じサイトから数十〜数百件をダウンロードする場合は効率的な方法が必要です。
この記事では、Macのターミナルとcurlコマンドを使って、URLリストから一括でファイルをダウンロードする方法を紹介します。
1. Macでターミナルを開く

デスクトップにフォルダを作成し、右クリックで「サービス」内の「フォルダに新規ターミナル」を選択します。

ターミナルが開きました。
2. curlコマンドを使った基本的なダウンロード
Macには標準で curl という便利なコマンドが入っています。これを使えば、URLを指定して簡単にファイルをダウンロードできます。
ターミナルに、例えば、以下のコマンドで画像を保存できます。
curl -O https://www.e-bird.biz/img/0001.jpg
ここでのポイントは以下の通りです。
• curl:ダウンロード用のコマンド
• -O:URLのファイル名をそのまま使って保存するオプション
このコマンドを実行すると、カレントディレクトリ(現在開いているフォルダ)にファイルが保存されます。
3. 複数のURLをまとめてダウンロードする方法
1つずつ手入力するのは効率が悪いので、複数のURLをまとめたテキストファイルを用意します。
例:urls.txt
https://www.abc.com/img/xxx.jpg
https://www.abc.com/img/xxx.jpg
https://www.abc.com/img/xxx.jpg
(※「www.abc.com/img/xxx.jpg」のところは、実際のものをい入れてください)
4. シェルスクリプトで自動化する
テキストファイルを元に一括ダウンロードするために、シェルスクリプトを作成します。
1. 任意のエディタで新しいファイルを作成します(例:download.sh)。
2. 以下の内容を記述します。
#!/bin/bash
# URLリストを読み込みながら1行ずつ処理
while IFS= read -r url || [ -n “$url” ]; do
curl -O “$url”
done < urls.txt
5. ターミナルから実行する
準備ができたら、ターミナルで以下を実行します。
sh download.sh
または、実行権限を付けた場合は直接以下のように実行できます。
./download.sh
これで、urls.txt に記載されたすべてのファイルが一括でダウンロードされます。
まとめ
• curl -O URL で単体ファイルをダウンロードできる
• URLをまとめた urls.txt を作成しておくと効率的
• シェルスクリプトで自動化すれば大量ファイルも一括ダウンロード可能
大量のデータを扱う研究者やWeb担当者、あるいは画像を集めたいデザイナーの方にも役立つ方法です。